美代子は、入院室にベットを二つ接して並べ枕元には氷嚢を提げて準備を終えると、彼女の行動に戸惑う大助に有無を言はせず無理矢理診察室から連れて来て寝かせ、朋子さんから渡された老医師が処方した安定剤と痛み止めの薬を飲ませた。彼女はそのあと大急ぎで浴室に行き汗を流すと急いで風呂から上がり、留守中のキャサリンの部屋に行き香水を無断で借用して首から胸に鏡を見ることもなく無茶苦茶に噴霧して入院室に戻ると、大助が目を閉じて静かにしている様子を見とどけると少しばかり安堵して、彼の横に用意したベットに入り、二人して額に氷嚢を当てて寝込んでしまった。部屋の入り口には、彼女の文字で『入室厳禁』と白いボール紙に赤色のサインペンで大きく書き、その横に小文字で『患者名城大助(病名裂傷・打撲)重症』と書き、その左に『同美代子(病名pts...雪に戯れて(17)
健ちゃん達は、大助を診療所に預けて宿に帰ると、早速、三人が手分けして知恵を絞り備え付けの大きい鍋に、持参の野菜や隣の商店から仕入れた豆腐やイトコンに、診療所から貰った解凍した熊の肉を入れて、チャンコ風な鍋の準備をし、炭火が赤々とともる広間の囲炉裏の吊り手にかけると、炊飯器にスイッチを入れて夕食の準備を終えると、浴衣に着替えて揃って温泉浴場にむかった真っ先に入った六助は、熱すぎる湯を浴場に用意されていた消防用のホースを利用して小川から流れる豊富な水で湯加減したあと、熱い源泉の落ち口に、蜜柑を入れてきた網袋に入れたワンカップの酒瓶を吊るし、缶ビールを窓外の雪の上に出して、大きい岩石に囲われた豪華な浴場で温泉気分を満喫しながら入った。健ちゃんが、ワンカップや缶ビールを見て「六助、お前は相変わらず機転がきくなぁ」...雪に戯れて(19)
2025年(令和7年)6月5日(金)幟の立ち並ぶ熊本県玉名市の有名な「第33回高瀬裏川はなしょうぶまつり」に地区のグランドゴルフ仲間8人で出かけました。秋丸眼鏡橋、高瀬眼鏡橋倍、土戸橋、酢屋橋、小崎橋、上町橋など七つの石橋が架かっています。高校生が「花摘み娘」の衣装で登場します。素人カメラマンに向かってはい、ポーズ!人気の花摘み娘たちです。この日は五分咲きと言うことでした。私たち一行は見学の後、「つかさの湯レストラン・湯乃の花」でランチをして帰りました。いらっいらっしゃいませ、コメント欄はオープンです。快晴の「高瀬裏川はなしょうぶまつり」・・・2025年6月
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